川に下りると風が爽やかだ。
ここで一日、ビールを飲みながら過ごしたら、どんなにか気持ちがいいだろう。
しかし釣りという視点から見ると、この流れはいただけない。
水量が多く、どのポイントにも強い水流で白泡が立っている。
流れの緩やかな場所や溜りを見つけてはキャストするのだが、反応はない。
しばらく釣り上がったが、面白くないので中津川まで降りてきてしまった。
前回ヤマメが釣れた場所で、ルアーアングラーがキャストしていた。
なかなかのテクニックである。
誰だろう?
塩水川は増水していた |
時間はまだ9時、中津川をそのアングラーにゆずり、僕は布川を攻めることにした。
予想通り、水着の奥様たちが水浴びをしている。
男性陣は肉を焼き、酒を飲んで騒いでいる。
彼らに罪はないが、河原に立ち込める肉の匂いはいただけない。
長袖、長ズボンの僕はせっせとキャストを繰り返し、スタスタと上流へ向かって立ち去った。
大洞キャンプ場跡まで来たが、さっぱり釣れない。
堰堤下で、アタックしてきた良型がいた。
何度もミノーに絡んでくるのだが、一度も触れることはなかった。
僕の経験だと、縄張り主張が目的の渓魚は、相手と接触することは絶対にない。
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